相続手続支援センター京都(京都市中京区)は、自らの一生を振り返るエンディングノート「わたしの歩いた道」(編集・製作=同センター、五百二十五円)を五十人に無料配布する。
同ノートは、万が一の日に備え、伝えておくべきさまざまな事柄をまとめ、記入しておく。直接伝えにくいようなこともノート形式で記録しておくことで、確実に伝えることができる。簡単な自分史として中高年の関心も高く、近年、さまざまなタイプの出版も相次いでいるという。
同センターのエンディングノートはA4判二十八ページ。
幼少期の思い出や愛する人たちとの出会い、今までかかわった人たちの住所録、介護の手法や延命治療に対する意思、葬儀方法、財産分与、家族や友人へのメッセージなど、基本的なことを順次書き込める。
同センターは「気軽な気持ちで敬老の日を祝ってもらうだけでなく、ノートを前にすることで、自分自身が歩んできた道を振り返り、これからの生き方を考えるきっかけにしてもらえれば」としている。

原文を開く