本格的な高齢化時代を迎え、相続関連業務が拡大している。葬儀後の手続きは多岐にわたり、一般的に不動産、預貯金の名義変更など、実に90種類といわれている。
また、相続問題で親族間の争いに発展するケースも少なくない。気軽に相続問題を相談してもらおうと、山田知広社長(35)が11月1日に設立した。税理士の資格を持つ山田社長は「これまでは相談する場所が限られていた」と話す。
センターでは手続き費用の総額や何をするべきなのかなどについて、無料で相談を行う。申し込み後は、弁護士や司法書士らと協力しながら、手続きを進めていく。こうした代行は銀行などが手がけているが、同センターはコーディネート料を遺産総額の0.3%と低く設定している。
26日には遺言や相続の心構えなどについてのセミナーも開催した。山田社長は「困っている人たちを手助けしていければ」と話している。